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横浜市戸建て住宅

多数の特許にもとづく事業を行うオーナーからご依頼をうけた平屋住宅。
いわゆる平屋住宅のご提案をメーカーや設計者から数多く受けてこられたが、
今一つお好みに合わなかったようだ。
若い頃から海に親しんで生きてこられたオーナーは、大型ヨットでの外洋航海が趣味で、
ご自身で瀬戸内に赴いて自艇を設計・建造されるほどの真のヨット乗り。
ヨット造りと建築は似ている。
最小限で多くを満たす機能性、理にかなったデザイン、高い耐久性やいざという時の安全性、、
ヨット建造に求められるあらゆるものは、実は建築でも根幹をなす物ばかりだ。
この方が住宅へ求める要求は高く高くなることは想像に難くない。

それぞれの思いをつむいでゆく

家をつくるにはそれはそれはたくさんの人の力が必要だ。
それぞれがそれぞれの生活を営みながら、
  だれかのためにそれまでに培った知恵と労力を注ぎ込む。
その思いをひとつひとつ紡いで、
  そのうえにあたらしいだれかの新しい生活が始まる。

  • 木製建具2

    北陸の建具職人の技術は凄い、
    普通なら歪みを嫌い、鋼製フレームに木を貼って木製サッシに見せる。
    私たちが欲しいのは鉄より軽い木製、部屋の光の按排からサイズも譲れない。
    この石川県の工房でも寺社仏閣に造ることがあるかどうかのサイズだ。
    これにドイツ製の堅牢な金物を組み合わせて、機能と耐久性、デザインを融合させた。

  • 木製建具1

    ヒバで仕上がった3.8mもの高さの3本引き戸。
    初老の夫婦でも日常使用できる素晴らしい建具となった。

  • 光2

    単調になりがちな平屋住宅の間取り、、十分な引きとボリュームの抑揚をつける。
    建具格子や仕上げにも細かい抑揚を刻んでいく。

  • 光1

    北側を閉じない。柔らかい光が部屋を満たす。

  • キッチン

    ウォークスルーキッチン、ダイニングスルーサービスカウンター、
    大勢の家族の料理を手際よくこなすため、業務用厨房と同じ手法で設計を行った。

  • バス

    敷地の南側の一番よい位置にお風呂を、とのオーナーのご要望。
    勿体ないように思えたが、おかげで木や土をふんだんに用いた水廻りを実現した。

  • ディテール

    外壁の鋼板のひとつひとつは、板金職人が工房で折ってつくってきたもの。
    手作りのものは既成の鋼製サイディングとは趣を異にする優しい表情を醸し出す。

  • 南外観

    木造の優しい建物を強い耐久性鋼板で守っていく。
    一枚一枚の配色割付けや、折り返しの表情を検討。メンテフリーの耐食・防汚性を保ちながら、周辺景観とも調和をはかる。
    小鳥がたくさん来る、とオーナーが仰っていたので、自然との調和も取れたようだ。

好みと、現実と

人には理屈とは別に好きなものがある。
それはカネの掛けどころに明確に現れるようだ。

このオーナーは、明確な意思の力と
強い実行力をお持ちになっている。

失敗を恐れず、意思の力をもって、自己の選択に責任をもって生きる、

男の矜持と言えば簡単に聞こえるが、
自分も将来かくありたい、見倣っていきたい、
と強く思わされた。

 dedicated to Mr.喜久洋.

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